翻訳と通訳の微妙な相違点

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翻訳と通訳の微妙な相違

クロスインデックスには、リサーチコンサルティング部、通訳翻訳部という2つの事業部がございます。
このコラムは、通訳翻訳部のコーディネーターによる、日々の業務を通しての雑感です。

  

[2013/02/08]    そもそも翻訳通訳は違った特徴を持った仕事です。例えば通訳は常にある一定の時間制限の中で、言語を次々と訳していかなければならないのに対して、翻訳は後で校正を施したり、納品までにじっくり内容を吟味したりすることが可能です。また、通訳者は話された言葉を訳すため、一分間に訳する単語数が一般的に翻訳の場合より多いと言えます。さらには、通訳の場合は必ずと言っていいほど、実際に発言する人がその場にいて(少なくとも声は聞こえるなど)直接コンタクトがありますが、翻訳は必ずしも原文を書いた人とコンタクトがあるとは限りません。(翻訳会社を介して翻訳案件が発注され、成果物が納品されるため、クライアントと翻訳者が直接やり取りされないのが通常です。)その他の点では、翻訳する際は書かれたものだけを頼りに進めていきますが、通訳は話者のジェスチャーやイントネーションなど、言葉以外にもヒントになる点が多くあります。最後に、翻訳者は案外単独で仕事を進めていく場合が多いのに対して、通訳は同時通訳の2名体制のように交代しながら仕事をするため、連携が重要な作業です。

  

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